一括見積もりを利用するのは今回が初めてではありませんでした。
何度か引越しを経験する中で、比較することの大切さや、複数社に見積もりを出すメリットは、よく理解していました。
今回も、一括見積もりサービスを使って、条件に合いそうな業者を数社ピックアップ。
その中でも、対応が丁寧で、金額的にも最も安かった業者さんにお願いすることにしました。
1. 一括見積もりには慣れていたけれど…
選んだ業者さんは、見積もり時点で、他社よりかなりリーズナブルな金額を提示してくれました。
さらに、家族が粘り強く交渉してくれたおかげで、もう一段階お安くなり、引越し費用は大きく節約できました。
ですが、その代わり、「荷造り」や「荷物の搬出入」の一部は、私たち自身が行う必要がありました。
これが、正直かなり大変でした…。
2. 見積もりより安くなったけど、引き換えに発生した“手間”
・決まった数のダンボールに自分たちで詰めてゆく
・家具の一部解体や搬入時のサポート
・梱包資材の管理 など
プロのフルサービスに慣れていると、やっぱり
「やること多いなぁ…難しいなぁ…」
と感じてしまいます。
もちろん、家族で協力できる環境だったことは、とてもありがたかったです。
そして、結束力が高まり
「ここまで自分たちでやれるんだ」
という自信にもつながりました。
けれどもし、体力的に不安がある方や、引越し当日に余裕を持ちたい方は、金額だけで決めないことも大切だと感じます。
例えば…
・多少金額が高くても、作業をすべて任せられる業者にする
・節約した分、プロの手が必要なところはオプションを使う
こうした「自分にとってのベストバランス」を見つけるのが、引越し成功のカギかもしれません。
3. 直前1週間は寝不足続き!引越し前後の想定外スケジュール
節約のために、準備作業の一部を、自分達で分担してやったことで、私は
「引越し当日に間に合うのか」
と精神的に追い込まれました。
荷物が多く、スケジュール通りに荷造りが進まなかったのです。
実際、最後の1週間ほどは、寝る間も僅かでした。
そんな中でも、電気・ガス・水道などの手続き、役所の手続き、粗大ごみの処理など、やるべきことは山積み。
本当に大変でした。
さらに、節約のためにリーズナブルなプランを選んだ結果、時間帯指定ができず、スケジュールも制限されてしまい…
・引越し当日、荷物だけ先に出発
何も無くなった部屋で雑魚寝
・翌朝、あちこち痛い体で目覚め、飛行機で移動
新居に到着するが、荷物の到着はまだ。
近くのホームセンターでキャンプ用のマットを購入して眠る
・さらに翌日、ようやく荷物が到着
という流れに。
4. 引越し前後の出費と節約効果のギャップ
引越しの前後は、荷物が無いので、当然キッチン道具もありません。
3日間、お弁当や外食でしのぎましたが、これが意外に高くつきました。
節約したはずの引越し費用が、食費でかなり相殺されてしまった印象です。
体の痛さに耐え兼ねて、購入したキャンプ用マットなど、予定外の出費も発生しました。
5. 思いがけない予定変更!頼りの業者が使えなかった話
引越し準備の中で、思いがけず、大きく狂った予定もあります。
実は、いつもお願いしていたお気に入りの引越し業者が、今回はエリア外で対応不可でした。
その為、想定していた引越し費用も、幾らになるか、分からなくなりました。
「当然頼める」と思っていたので、大きなショックとともに慌てて他の業者を探すことに。
こんな時、一括見積もりはやっぱり便利。
条件を入力するだけで、対応可能な業者が見つかるので、とても助かりました。
6. だからこそ活きた!TODOリスト
そして、今回の引越しで特に役立ったのが、事前に作っておいたTODOリストです。
実際には、もっとあるのですが、代表的なものを取り上げてみます。
▼引越し前後のTODOリスト
・現地見積もりの日程調整
・電気・ガス・水道・ネットの停止/開始連絡
・役所への転出/転入届
・郵便局への転送手続き
・引越し先の掃除・備品準備(カーテンなど)
・段ボール・梱包資材の調達と処分
・粗大ごみや不要品の処分スケジュール
・引越し当日の移動手段と宿泊予定
・冷蔵庫の中身整理(中3日ほど買い物不要な工夫)
・新居に着いたその日の食事(レトルト/冷凍食品など)
引越しの準備を進めていくと、予想外の展開が、幾つもあります。
そんな時こそ、TO DOリストを前もって書き出しておくと、慌ててしまっても、リストを見ながら準備が進められるので本当におすすめです。
7. まとめ:節約か、快適さか。自分に合った引越しプランを
節約を優先すると、金額面のメリットは確かにあります。
でも、時間・労力・体力といった“目に見えないコスト”がかかることも忘れてはいけません。
引越しは人生の大イベント。
自分の体調や家族のサポート体制、予定に合わせて、
「どこにお金をかけて、どこを節約するのか」
その見極めが大切だと感じました。
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