1. はじめに(引越し初日のショック)
引越しというのは、新生活のスタートでもありますよね。
私もワクワクとドキドキを胸に、久しぶりの引越しでした。
ですが――入居初日に待っていたのは、まさかの「絶望」でした。
2. 片付け中と説明された内見時
このお部屋には、引越し前に一度だけ内見に行きました。
そのとき案内してくれたのは大家さんご本人で、
「今ちょうど片付け中なんですよ」と説明されました。
古い家で、全体に生活感があり、あちこち痛みが目立つ所もありました。
それでも片付け中なら
「引渡しの時には、今よりは綺麗になっているはず」
と信じていました。
そして、迎えた引越し当日。
入居してみると…
3. 入居して驚いたキッチンの現実
引越し当日、玄関を開けてビックリ。
見覚えのある、汚れや痛んだ部分が目につきます。
キッチンに入ってみると、そこには衝撃の光景が広がっていました。
「……内見時と、変わってない……!」
油汚れ、焦げ付き、黒ずみ。
シンクもガスコンロも、まるで掃除されていないままでした。
少しの汚れならまだしも、これは明らかに「掃除されていない」状態。
正直、怒りやショックを通り越して、言葉を失いました。
4. 不動産屋さん不在の「直接契約」
今回の物件は、管理会社を通さず、大家さんと私たちが直接やりとりして契約をしました。
これが、今思えば落とし穴でした。
不動産屋さんを挟まないことで、説明不足や行き違いが発生しやすく、
「片付け中」と言っていたのは、「掃除の予定がある」とは限らなかったのかもしれません。
その後、大家さんに何度かお願いしたものの、結局清掃は入らず、
私たち自身で掃除するしかありませんでした。
5. 何度伝えても改善されなかった現状
「キッチンの掃除、お願いできませんか?」
何度も、やんわりと伝えました。
でも、返事はあいまいで、結局、何もしてくれませんでした。
直接契約だからこそ、「お互いに信頼して任せましょう」というスタンスだったのかもしれません。
でも、それだけでは、どうにもならないこともあると痛感しました。
6. トイレ修理事件からの意外な仮説
そんな中、ある日、思いがけない出来事がありました。
別件でお願いしていたトイレ修理の業者さんが、
なんと「予約もしていないのに、突然訪問」して来たのです。
しかも、そのまま修理を完了して帰られた後、
業者さんから「別のお宅の予定と間違えて修理に伺ってしまった」と連絡が来ました。
……もしかして?
我が家のキッチン掃除も、予定はあったけど、業者が間違えて別の家に行ってしまったのかも?
この町のどこかに、ピカピカに磨き上げられた空き家があるのかも!
そんな仮説が浮かびました。
もちろん、真相は分かりません。
でも、その出来事を境に「大家さんを責め続ける気持ち」は、少しずつ消えていきました。
7. キッチンの掃除に感謝と思いやりを
実際、汚れのこびりついたキッチンを掃除するのは、とても大変でした。
でも、そんな私を、友人達が手伝ってくれたんです。
手袋をはめて、雑巾片手に、にぎやかに掃除をしてくれた友人達。
そのの姿は、今でも忘れられず、ふり返るたびに感謝でいっぱいになります。
その後も、新たに発見された汚れにがっかりや、住環境にビックリもありますが、
人のあたたかさに触れたことは、この引越しの中で得られた宝物です。
8. まとめ:直接契約の注意点と心の整え方
今回の経験で、私は大きく2つのことを学びました。
1つ目は、「直接契約ならではの行き違いリスク」。
曖昧な説明は、自分の中で勝手に解釈せず、確認をしっかり取ること。
2つ目は、「怒りを手放す視点」。
相手を責めたくなった時こそ、
別の可能性に目を向けることで、心が軽くなることもあります。
・次回の引越しでは、不動産屋さんを通すこと
・もし大家さんと直接契約になったとしても、契約前の確認事項をリストアップするなど、
より慎重に行動していきたいと思います。
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