中古の一戸建てに引っ越して、もうすぐ半年。
すべての部屋に加えて、トイレやお風呂、キッチンにまで窓があるこの家は、光と風の通りが本当に良く、第一印象から“ここに住みたい”と思わせてくれました。
けれど、実際に暮らしてみると、想像していなかったことや、住んで初めて分かる、大変さもありました。
今日はそんな「自然共生ライフ」で体験した、10のエピソードをご紹介します。
中古戸建ての自然共生ライフ、暮らしてみて分かった10のこと
①【想像以上の暑さと電気代】
春は最高だった陽当たりの良さも、真夏には逆効果。
7〜9月は暑すぎてクーラーなしでは過ごせず、電気代も前代未聞の金額に急上昇。
自然の力は時に強すぎると学びました。
②【窓=虫の侵入経路】
風を通そうと開けた窓から、想像を超える数の虫が…。
網戸を付けていても、わずかな隙間から侵入してきます。
特に夜、電気を付けたままだと、大量の虫が部屋に乱入し、悲鳴を上げる羽目に。
③【クーラーの落とし穴】
内見時は「1階も2階もエアコン付き」と聞いて安心して、製造年や動作確認まで、行いませんでした。
入居後に、2階のエアコンから、風は出るのですが、冷たくありません…。
それで初めて、製造年が1997年製と判明。
確認不足を後悔しました。
④【まさかの灯油ボイラー】
湯沸し器はプロパンガスと聞いていたのですが、実際はコンロだけで、お湯は30年前の設備の灯油ボイラーでした。
使い方も灯油の購入も初体験で戸惑いました。
⑤【キッチンの高さ問題】
昔の建物のためか、キッチンの高さが低く、長時間料理をすると腰が痛くなります。
自分の体形に合った、作業台の高さの大切さを痛感。
でも、そのおかげで、料理を手早く作るようになりました。
⑥【夏のコウモリ&糞被害】
夏場は夕方になると家の周りを大量のコウモリが旋回。
軒下や室外機の上に、毎日大量のコウモリの糞が…。
寒くなったので、今はコウモリはいませんが、来年の有効な対策がまだ見つかっていません。
⑦【ツチガエルの庭暮らし】
庭には、私たちが住む前から、ツチガエル達が何匹も住み着いていました。
草むしり中に、ツチガエルの家を触ってしまうことがあります。
そんな時は、ビックリしたツチガエルが飛び出してきます。
不機嫌そうにこちらを見て、じっとしている姿が、なんとも可愛らしく感じてきます。
⑧【庭の3大困った:雑草・ヤブ蚊・アシナガバチ】
除草剤は使いたくないので、草むしりを頑張るも、あっという間に生える雑草。
夏から秋にかけて、ヤブ蚊が襲ってきます。
アシナガバチの巣にもヒヤリとする日々。
⑨【交通と買い物の不便さ】
電車やバスは1時間に1本、終電や終バスも早く、乗り遅れると大変です。
車が無いと、電車やバスに合わせることになり、気楽なお出掛けは難しいです。
スーパーや飲食店は17時または20時閉店が多く、買い物や外食は、簡単にはいきません。
⑩【町内会費と出費の衝撃】
人口が都会より少ないので仕方ないのかもしれませんが…
都会では年間3600円だった町内会費が、ここでは年間15000円。
さらに引越し前に建設されていた、町内会館の建設費まで、分担金を請求されて、予想外の出費でした。
中古戸建ての自然共生ライフ、半年後のまとめ
自然に囲まれた暮らしには、心地よさや癒しがあります。
一方で、“住んでみないとわからない”現実もあるのだと、感じました。
(まだ1年も経っていませんから、この後、分かってくることは、順次、書き加えていきたいと思います。)
それでも私は、この家や暮らしが気に入っています。
光に満ち、風が通り、晴れた日の青空や、夕焼けが素晴らしく、空気も美味しい。
自然あふれる毎日が、何より豊かで愛おしいのです。

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